気持ちのすれ違い
いよいよ玄関前のスロープが届いたので
練習をかねてひとりで近くの駅前の郵便局に行ってみようと思った。
「後で郵便局に行こうと思って。。。」
「ん。連れてったるけどいつでかける?」
「表着に着替えてトイレ行ってから。」
「ん。」
それまであまり話そうとしなかったくせに、一緒に来るんだ。
心配とかするなら、もっと声かけたり話したりせいっ!と思ったけどぐぐっと飲み込み準備開始。
手紙出すのと、夏らしい切手シートとゆうパックの袋を買う程度で、ものの30分ほどの作業なんだけどね。。。脚が使えた頃はものの10分程度のことだったけど。
必ずトイレは済ませておかないと車イスで入れるところなんてそうそうないから準備にと時間かかる。だから一人がよかったんだけどね。。。
その前まで半分無視してるような感じだったのに、そこは絡んでくるのね。。。わからんやっちゃなぁ。。。
なんて思いながら支度を終えて
課題1
玄関先で屋内用車イスから屋外用車イスに移乗する。
課題2
ひとりで玄関の扉を開けて後ろ向きで外に出る。
課題3
マンションの表玄関の扉をひとりで開けて通る。
課題4
郵便局前までのなだらかなスロープを登りきれるか。
課題2で時間かかってやりなおしもしたけど、ところどころ押してくれたからまあそんなには疲れなかったけど、やっぱりトイレは心配。力を入れて知らないうちに腹圧がかかるから漏らしてしまわないとも限らない。今回はセーブだったけど。
「また切手買ったの? 80円とか50円とかいっぱいもってるじゃん!?」
そーなんだけど、手紙出す人には季節感のある切手で送りたいじゃない・・・なんて言ったところで
♪セロリの歌詞を思い出す。
結構きれいな切手なんだけどなぁ。
一枚は自分のコレクション。一枚は使用するために。