一緒に笑ってよ。きっと立ち上がるから。

突然 HIVと言われリンパ腫になり馬尾症候群と闘っている中年リーマンのパートナーへの思いと社会復帰への意地と日々の生活を綴ってみようとしているブログです

「歩けなくても参加したい」

とあるJazz Chorus Groupに属しているんだけど、
元気なときはいろんな音楽イベントに出させていただいたり
声をかけていただいたり、と
マチュアながらデパートだったりショッピングモールだったり
そういったところに出させてもらうくらいのレベル。
で、リーダー、といつの間にかその立場にされていた。

2018年のクリスマスイベント直前に入院してしまい、
メンバーやイベント側にも迷惑をかけてしまったが
代役をお願いしてその場をしのぎ、
しばらくは他グループの音楽仲間にピンチヒッターをしてもらって
グループ自体活動を続けてきてもらった。
ハーモニーって続けていないと、「サウンド」しなくなるから、
自分がいなくても続けてくれ、っていのが願いだったし
それは実行されてたのでよかった。

2019年の2月のイベント参加も選考に通って出演が決まっていて
それもピンチヒッターにお願いしていたのだけど、
急遽都合が悪くなったんでどうしよう、という話が出てきた。
「他の人を頼もうか?」という話がメンバー間SNSで出ていたので
「3曲くらいなら自分が出ようか、ステージに段差さえなければ
 なんとかなると思うし。」
と伝えてみた。

てっきり二つ返事で「ОK!」って返ってくると来ると思った。
でも、今朝来た返事は
「車椅子での参加が主催者側に大丈夫かどうか確認しなければいけないし
一応代役をあたっておきます。」
だった。

代役をあたっておくのは、リスク分散として
それはそれで意味あるとは思う。
でも東京2020を前にして、障碍者雇用云々と言われるご時世で
車椅子でも大丈夫ですか、というアプローチは適切ではないんじゃないの?
もちろん、自分には人の協力が必要となってはくるけど、
2月までまだ時間があるし、1月復職を目指して、
短距離なら車椅子なしで移動できるリハビリを必死の思いで(たぶん)やっている。
11月や12月のイベントに出ないんは練習ができていないから
人様にお聴かせするレベルになってないからで、
2月ならまだ練習する時間がある。
自分が頑張ることで、「自分も頑張ろう!」と思う仲間たちもできた。
自分が表に出ることで社会に、街づくりに、一石を投じることができるとも思っている。
障害者を社会に引っ張り出そう、という機運の高まっている時だ。
ここで自分を使わなくてどうする?

それに、今までだって、チャリティーイベントに出たり、
病院やリハビリ施設などでも演奏をしてきた。
少しでも前を向くお役に立てるように。
ここで自分を使わなくてどうする?

健常者目線は仕方ない。
自分もそうだったから。
でも、こういう身の上のメンバーを抱えた以上、
障害があっても音楽を楽しめるんだよ、
そういうメッセージを届けられるチャンスと役目を与えられたんだって
そう思って欲しいんだよ。
自分たちだけが楽しんで歌えたらそれでいい、
それを聴いてもらえたらそれでいい、
その程度のグループでいいんなら
お荷物になるから辞めてさしあげましょうか?
そんなことを朝から考えてしまった。