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突然 HIVと言われリンパ腫になり馬尾症候群と闘っている中年リーマンのパートナーへの思いと社会復帰への意地と日々の生活を綴ってみようとしているブログです

映画「栞」を見た ~ ある理学療法士の話

映画「栞」を見に行ってきました。
とある病院に勤める若い理学療法士のお話。
患者の境遇を前に無力感に苦悩する主人公。
実話がもとになっているそうで、
監督ももと理学療法士との情報が。


理学療法士って仕事、
自分に病気が降りかかってくるまでよくわからなかったけど、
リハビリが日課になっている自分にはとても大きな存在。
医療には医者と看護師のみならず、
他にもこうして患者を支えている人たちがいるってことを
多くの人たちに知ってもらいたくて、
また、いい担い手が増えていくことを期待する意味でも、
そのきっかけになってくれたら、と思う映画です。
まぁ、内容からすれば、NHKのドラマでも十分だったんじゃないの、
映画にしなくても...とは思っちゃったけど、
いろいろ自分の体験と重なるところがあり、
回想録みたいな感じで見てました。


死を覚悟して入院してきた父親。
そんな状況でもなかなかわだかまりが解けない父親と息子。
うちの父子関係に通じる...


父親が死の病にあることを打ち明ける兄とそれを受け入れられない高校生の妹。
あぁ、自分も母が他界した時、妹はまだ中学で高校受験の時だった。


リハビリに励む下半身不随になったラガーマン
自分もこんな風にリハビリ指導してもらったっけ。


いろいろ自分と重なる場面。。。

 


理学療法士って仕事、
どういう仕事か知らない人って結構いると思う。
自分もそうだったし。
でも、医師から、これ以上抗癌剤治療を続けても
体にダメージが大きくなるので、治療を継続できない
(退院して自宅療養に切替え)
そう宣告されたとき、
こんな歩けない状態のままでほっぽりだすのか、病院って?
と、病院に見放された感が半端なかった時に、
自宅に戻る前にリハビリ病院に転院するかして
動作機能を高めてから帰ったほうがいい、
そう進言し、後押ししてくれたのは理学療法士作業療法士
セラピストチームだった。
彼らがいなかったら、
まがりなりにも歩行器や杖を使って歩く練習をしている自分は
果たしていただろうか?
だから、医師。看護師なみにこの仕事についている人たちを
知ってもらいたい、そう思うんです。

この仕事に就きたい、そう思う人が増えて欲しい。


映画「栞」
もし興味がある方はぜひ。

https://www.youtube.com/watch?v=jWKOrbx5Pkw
https://shiori-movie.com/