一緒に笑ってよ。きっと立ち上がるから。

突然 HIVと言われリンパ腫になり馬尾症候群と闘っている中年リーマンのパートナーへの思いと社会復帰への意地と日々の生活を綴ってみようとしているブログです

縁は異なもの

千葉は曇り空。
札幌はどうかな?

縁は異なもの、って言うけど、退院が迫ってきて、つくづくそう思う。

この病院にて来て二ヶ月近くいることになるね。
もともとは一ヶ月の予定でいたけどな。
この二ヶ月の間に、何かにしがみつきながらも、立ち上がって、暫く立位を保てるようになったのは大きな進歩だったと思う。
千葉大病院の神経内科の女にリハビリしても見込みない、と家に帰らされるとろを、ここに寄道したのは正解だったと思うよ。

そして、何より、この年齢で一生涯のお付き合いをしたいと思う人と出会えたこともラッキーだったよ。
きっと自分はこの人と出会うためにこの病院を(天に)用意されたんだと思う。
だって、家の近くのリハビリ病院をを希望したのに習志野船橋も八千代も全滅(受入れ拒否)。
まあ、リンパ腫だったりHIVを持ってたりするから仕方ないことなんだけど、
なぜか、この病院と幕張の病院が受入れOKと返事をくれた。かつ、この病院はすぐに返事をしないと空きがなくなり、転院期限を越えて入れなくなる、と言われ、料金的に悩んだけど、土日もリハビリを行うのはこちらたったから、それに賭けてみた。
まるで、導かれるようにこの病院を選んだ。
この病院は食事は食堂で一斉に取る。食卓の面子も決められる。
本当にたまたま、昭和30年代生まれが集まったんだ、自分がそのテーブルにはまったことによって。
昭和30年生まれが二人、33年生まれが一人。そして自分が最年少の37年生まれ。
年少者の気安さもあって居心地よかったけど、特に30年生まれのうちのひとりがいろいろアドバイスしてくれたり院内イベントにつれ回したりしてくれたりするんだ。
おかけみで、退屈する時間も少なくなるし、リハビリのインストラクターともたくさん知りあい、気軽にトレーニングを見てもらえるようになった。
お互い体は不自由なたけど、こっちは両足が効かないから車イスを漕ぐと両手が塞がってしまう。見かねて、そのアニキが食後にコーヒーを持ってきてくださるんだ。自分の分は口でくわえて、麻痺がない方の左手でホットコーヒーを持って運んでくださる。
大きな会社の工場長を担ってる人のようで、食後にテーブルに残って、この病院の現場の人の動き、特徴、配備、本来どうあるべきか、等々、よく話すし学ぶことが多いよ。ほんとにアニキみたいだ。
もしかしたら、自分はこの人と出会うためにここに来ることになったんじゃないか・・・そんな風に思えてくる。

こちらが先に退院していくんだけど、他の人に「彼が退院しちゃうとさびしくなっちゃうなぁ。。。」って言ってたそうだ。

嬉しかったよ、そう思ってもらえるなんて。

お互いによくなるまで、そしてよくなってもお付き合いしていこうと思っている。いい大人のお手本というか目標というか。

人生、まだまだ終わりじゃないぞ。