一緒に笑ってよ。きっと立ち上がるから。

突然 HIVと言われリンパ腫になり馬尾症候群と闘っている中年リーマンのパートナーへの思いと社会復帰への意地と日々の生活を綴ってみようとしているブログです

重荷

さっき先に退院した患者仲間から電話が来た。
社長職は恐らくお子さんにゆずったんだろう、肩書きは副社長だけど半身不自由になろうとバリバリ取引先と連絡を取り合うやり手の方だ。
普通に出会っていたらきっと自分なんて相手にされなかっただろうけど、どういうわけか彼が退院が迫ってきた頃になって仲良くしていただいて、互いに退院した今でも声をかけてくださる。
今日の話は病院ではあんなに頑張れたのに家ではあれほど熱くならない、ってことと、奥さんを束縛してしまっている形になっているのが申し訳なくて。。。というようなことだった。
ほんとにそうだ。恐らくこの立場になって初めてわかる心にずっしり来る重み。
自分のからだの不自由さが誰かの生活の不自由さを引き起こしている。だから一刻も早く治したいし治りたい。でも体は言うことを簡単には聞いてくれない。病院では患者という立場で護られているけど、家に帰れば家族ならではの辛辣なダイレクトな正直な遠慮ない言葉も振りかかる。そして互いに傷つく。

まさに今日はそんな日だったんだ。
あんまり調子いい日じゃなかったんだけど、昼飯のあと脚のトレーニングしながら寝入ってしまって4時近くまで寝てしまった。
パートナーには怠けているようにしか見えないらしい。
なんとか外に連れ出して気分転換と自立心を呼び起こそうと彼ならではの考えで誘ってくれるが、神経の調子が悪いと動きも緩慢になるし、排泄のことが気になって外出する気に持っていけない。
晩飯もスープくらいしか飲めなくて、ほとんど口をきかないようなぎくしゃくした状態。
明日になったら戻ってるかな。。。