訃報
終にお父さん、眠りにつかれたんだね。
不謹慎かと思いながら、
今日には訃報が来るのではないか、明日には訃報が来るのではないか、
そう覚悟しながらLINEを見ていたよ。
うんと泣いたかな?
がまんしなさんな。
うんと泣きなさい。
でないと、思いがいつまでも残ってしまう。
前に進めなくなってしまう。
うんと泣きなさい。
でも、お父さんの思いが留まるようなことは言ってはいけない。
お父さんが迷わずに旅立てるように
感謝の言葉をたくさんかけてあげるんだ。
自分の母親が死んだとき
自分は我慢してしまった。
残っちゃうんだよ、気持ちが。
うんと哭けばよかった。。。
そばにいてあげたいのに、肩を抱いてあげたいのに、こんな病気で病院にいてごめんよ。
大切な家族を亡くした悲しみは、
どんな人からのどんな言葉も
その空いてしまった穴を埋められない。
だから自分は慰めてあげられない。
だから、家族で思いっきり泣いて思い出を語って、お父さんに感謝の言葉をいっぱいかけてあげて。
お母さんが心配だ。
気丈に振る舞っていらっしゃるだろうし
女性は男性より立ち直りが早い。
でも、突然みんなが帰って行ってひとりになったとき、
きっと言い様のない寂しさに襲われると思うんだ。
だから相変わらずいろんなこと甘えちゃいなよ。
頼りにされてると思ってるうちは
きっと元気でいらっしゃるから。