一緒に笑ってよ。きっと立ち上がるから。

突然 HIVと言われリンパ腫になり馬尾症候群と闘っている中年リーマンのパートナーへの思いと社会復帰への意地と日々の生活を綴ってみようとしているブログです

救急搬送

月曜日の夜から寒気がして、
熱が出てきたなぁ、と思ったら
夜遅くに39度超えの熱。
ぐったりして動くのもやっと。
かかりつけの病院(千葉大病院)に連絡。
免疫不全かつ抗癌剤投薬後血球値がなかなか上がらない自分にとって、
この状態が緊急性を要するものか否かアドバイスを求めたところ、
「今すぐ救急車で来てください。」 (←結構待たされた)

斯くして人生初の救急車。
ここ八千代市の救急隊の人たちからすれば
千葉大病院搬送は越境行為みたいなもので心穏やかではなかっただろうけど。
(電話で「千葉大病院に搬送を。」と言ったとき、微かな苦笑が聞こえたような…)

病院に着いた頃には熱も40度超え。
寒くて寒くてがちがち歯が鳴るし震えが止まらないし
電気毛布かけてくれないかなぁ…とか思いながら
処置の様子をぼんやり眺める。
点滴開始。
同居人が付き添ってくれたけど、姿が見えないので
「あの…家族の者、どこでしょう? 部屋の外、寒くないでしょうか。」
と言ったら呼んでくれたらしい。

どのくらい時間経ったのかよくわからないけど
点滴が終わって少し経ったら熱が38度台に下がった。
薬ってすごいねぇ。

「お薬を処方しますので、それをお渡ししたらお帰りになって大丈夫です。」
え、今、何時?
3時回ったところ?
帰れ?

わぁ...タクシーしかないじゃん... orz...


その後、2日間、再び熱は39〰40度超え。
4日目にして漸く平熱に戻ったけど、
倦怠感が半端ない。
何をしようにも意思がそっちに向かいない。

とりあえず、もう暫く安静にしておこう。

それにしても、高熱の原因が何だったのか、
はっきりしない。
インフルエンザの疑いがないこともないが、
咳・痰・鼻水なんて全然ないんだけど。

謎。

 

映画「夏目友人帳」を見に行きました

映画「夏目友人帳」 https://youtu.be/Dpd-_jA5Q7E

東京まで出なくても見られることがわかり、
今日の午後、時間があったので見に行ってきた。
ユーカリが丘シネコン
平日の昼だったし、場所も場所だし、
少女漫画雑誌の漫画だし、
どれほど人がいるかと思えば
たった3人。

本作のできはともかく(映画「栞」お時もそう言ったような・・・)
夏目友人帳の世界観が好きで惹かれてます。
BGMとか風景が好きなんだなぁ。

以前妹(小学校の教諭)が
「お兄ちゃん、学芸会で劇で○○(昔話)やるんだけど、いいBGMないかなぁ…」
と訊いてきたとき、
夏目友人帳のサントラ紹介したら、
「子供たちがすっごくやる気になってたの。ありあがとう!」
ちょっと懐かしい、郷愁を思い起こさせるようなタッチならでは、かな。
かといってベタな和物でもないサウンド

映画館で見るレベルかというと「?」だけど、
自分は身障者手帳あるから半額だし
外出を多くするのはリハビリにもなるし
復職の意向のアピールにもなるし、
まぁ、よしとしますか。


ところで、それはそうと、
映画館に言いたい!
多目的トイレで用をたしてる時、
まだ終わってないのに電気切れちゃうぞ!
我々車椅子族、そんなに早く服脱いだり着たりできないんだっての。
普通の人たちと同じ時間に設定しないで!
もう真っ暗になってどうしようか困ったがな。
がさごそ、手探りで(たしかこの辺に呼び出しボタンが…)
押してみても誰も来んじゃないか。
電気はなぜか着いたけど。
いいのか、それでっ!


「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」
https://natsume-movie.com/theater/

今宵はひとり

今晩はひとり。

同居人は友達と飲み会かな。
夜出かけてくるから、
と味噌汁作っておいてくれました。

ひとりで飯食って、

美味しく味噌汁いただいて、
薬飲んで、
「チコちゃん」見て
食器洗って、
歯を磨いて、

さてさて、そろそろ寝る準備(儀式みたいな感じ)始めようかな。
着替えて、布団の上に防水シーツをおいて(保険の意味で)
布団と毛布を整えて
「おやすみなさい」

今日みたいに、自分に気にせず友達に会いにでかけてくれるのが嬉しかった。
気にせず、は違うか、気になりながらも、かな。
でも、自分が縛り付けてるんじゃないかという負い目があるから
こうやって出かけてくれるのが嬉しい。

ちゃんと意識のある間に帰ってきてくださいよ。

映画「栞」を見た ~ ある理学療法士の話

映画「栞」を見に行ってきました。
とある病院に勤める若い理学療法士のお話。
患者の境遇を前に無力感に苦悩する主人公。
実話がもとになっているそうで、
監督ももと理学療法士との情報が。


理学療法士って仕事、
自分に病気が降りかかってくるまでよくわからなかったけど、
リハビリが日課になっている自分にはとても大きな存在。
医療には医者と看護師のみならず、
他にもこうして患者を支えている人たちがいるってことを
多くの人たちに知ってもらいたくて、
また、いい担い手が増えていくことを期待する意味でも、
そのきっかけになってくれたら、と思う映画です。
まぁ、内容からすれば、NHKのドラマでも十分だったんじゃないの、
映画にしなくても...とは思っちゃったけど、
いろいろ自分の体験と重なるところがあり、
回想録みたいな感じで見てました。


死を覚悟して入院してきた父親。
そんな状況でもなかなかわだかまりが解けない父親と息子。
うちの父子関係に通じる...


父親が死の病にあることを打ち明ける兄とそれを受け入れられない高校生の妹。
あぁ、自分も母が他界した時、妹はまだ中学で高校受験の時だった。


リハビリに励む下半身不随になったラガーマン
自分もこんな風にリハビリ指導してもらったっけ。


いろいろ自分と重なる場面。。。

 


理学療法士って仕事、
どういう仕事か知らない人って結構いると思う。
自分もそうだったし。
でも、医師から、これ以上抗癌剤治療を続けても
体にダメージが大きくなるので、治療を継続できない
(退院して自宅療養に切替え)
そう宣告されたとき、
こんな歩けない状態のままでほっぽりだすのか、病院って?
と、病院に見放された感が半端なかった時に、
自宅に戻る前にリハビリ病院に転院するかして
動作機能を高めてから帰ったほうがいい、
そう進言し、後押ししてくれたのは理学療法士作業療法士
セラピストチームだった。
彼らがいなかったら、
まがりなりにも歩行器や杖を使って歩く練習をしている自分は
果たしていただろうか?
だから、医師。看護師なみにこの仕事についている人たちを
知ってもらいたい、そう思うんです。

この仕事に就きたい、そう思う人が増えて欲しい。


映画「栞」
もし興味がある方はぜひ。

https://www.youtube.com/watch?v=jWKOrbx5Pkw
https://shiori-movie.com/

「もういい歳なんだからさぁ…」

今朝、世の中土曜日だし、緊急の用などなかろうと、
のんびりして、遅くまで携帯チェックとかしてなかった。
11時近くになって携帯見てみたら、
前の病院の患者仲間が
「11時半くらいに顔出します。」


え〰、何ですって?
慌てて、同居人に
「○○さん、11時半に顔出すって。」
って言ったら、慌てて外出うる準備始めた。
家にいたっていいのに、どうしてこうなんだろう、といつも思う。
自分が追い出してるみたいで嫌な気持ちにさせられる。


「冷蔵庫、もういっぱいだから、何にも買わないでて言っとけ。」
「そんなことはとうの昔にいっとるわい。」
「あんたがお返しとかするからだよ。」
「もらいっぱなしで何にもお返ししないなんてできないよ。
 それが社会っていうもんだ。」
「どっちかが切らないとずっと続いちゃうんだって。」


そんなこと言ってるから、いざというときに助けてもらえる人
いなくなっちゃうんだ、お世話になってないならまだしも、
お世話になっちゃってるんだし…と思いながらそこには触れず、
「はいはい、行ってらっしゃい。」
と送り出す。


年賀状も書かない、礼状も出さない、選挙もいかない、
仕事も探さない、それって俺的にはだめだと思うんだけどな。
長いこと社会人やってきて、会社員やってきて、
管理職も経験して、親と遠くに暮らして親の面倒を近所の人に
見ていただいている。周りへの気遣いって大事でしょ?


そこを言い張っちゃうと平行線なので、言わないけどさ。
機嫌も悪くなるし。
昨日で56歳になったんだから、
56歳なりの大人になろうよ。


病前に比べて体温調節が苦手になったのか、
今日はすこぶる寒くて、エアコンで暖房入れてる。
「動けば、暖かうなる。」


だからさ、むやみに動けないんだって。
こういう体になって申し訳ないけど、
それができないからリハビリやってるんじゃん。


あまりに寒いから熱測ったら37.4度。やっぱり少し微熱。
やっぱり少し休んでよ。

「誕生日ケーキ」

明日は同居人の誕生日。

買い物なんて行けないし、大きいものは持てないし、
プレゼントなんてできない身の上なので、
ネットでケーキを発注。

解凍に一日かかるので、今朝届くようにしておいた。


「ピンポーン」


同居人が対応。


部屋に戻ってきて
「♪Happy birthday to you〰
  Happy birthday to you〰 」

って言ったら、
「あんたは、また金使って〰」

と若干不機嫌そう。
素直にありがとうと言え、ありがとう、と。
傷病手当金のおかげで、お前より稼いどるんじゃ、こっちは。


まぁ、明日、一緒においしくいただくことになるでしょう。

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